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5月13日 聖日礼拝

ルカの福音書 1章 39~48節
「命がけの母マリヤ」
                 東海聖書神学塾 後藤喜良師

世界一有名なお母さんといえばマリヤでしょう。

「主はこの卑しいはしために目を留めてくださったからです。ほんとうに、これから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう。」
1:48

とマリヤは言っていますが、マリヤは2000年以上の間「幸せ者」と言われています。

「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」1:45

これはマリヤの伯母、エリサベツの言葉です。
マリヤは信じ切っていました。
そして、その通りになりました。
子どもを生むのも育てるのも命がけです。
しかし、マリヤほど命がけだった人はいないのではないでしょうか。

3月25日が受胎告知の日とされています。
大天使ガブリエルがマリヤの元へやってきました。
これが最初の「命がけ」です。
マリヤはガブリエルに「お言葉通りにこの身になりますように」と答えました。
考えてみて下さい。
「婚約しているのに、婚約者ヨセフの子ではない子を妊娠している」とはどういうことか。
律法では死刑に値する罪でした。
もしもヨセフがマリヤを受け入れてくれればいいですが、もしそうでなければ死刑だということはマリヤにも分かっていたはずです。
これは命がけの決心でした。

大きな悩みととまどいがあったことでしょう。
「神の子」をどのように育てたらよいのかわからなかったでしょう。
しかし、主はちゃんと救い主、王となるように育てられるようにして下さいました。
神を信用しているから、神は与えて下さるのです。
「助ける」と言ってくださるのです。
神が「~しなさい」と言われているから、神が助けてくださるのです。
マリヤはイエスを立派に育てました。

ヨセフにもガブリエルがマリヤの受胎を伝えました。
そして、妻としてマリヤを受け入れるように、と命じました。
マリヤは3ヶ月間伯母エリサベツのもとにいました。
当時はそれぐらい経たないと、妊娠していることがはっきりしなかったからです。

さて、いよいよ産む時期が近づいてきました。
ルカの2章によると、皇帝アウグストの治世に人口調査が行われました。
これは歴史上証明されています。
皇帝は、5%の税金を取るために国民の数を把握しようとしていました。
ヨセフとマリヤはダビデ王の子孫だったため、ベツレヘムに向かいました。
「救い主はベツレヘムで生まれる」という預言がありました。
それが実現する為に、マリヤは「命がけ」をしました。

イエスは家畜小屋で生まれました。
なぜベツレヘムで産むことができたのか。
それは、臨月になってからベツレヘムへ行ったからです。
マリヤは何としても滞在中に産もうとしていました。
預言は必ず実現するとマリヤは信じていました。
そして、生まれた子を飼い葉桶に寝かせました。

宿にも泊まれず、みじめな思いをしていたかもしれません。
そんなとき、天使が羊飼いに救い主の誕生を知らせに行きました。
「神さまは見ている。知っている。」
羊飼いたちが来て、幼子を礼拝し、天使の言葉を伝えたとき、マリヤは全てを心に留めました。

幼子を捧げるために神殿に向かうマリヤ。
親は、神が子どもを授けてくださったのだから、感謝して祝福を祈ってもらいます。
マリヤとヨセフもイエスを主に捧げました。
そして、彼らはナザレに向かいました。
ところが、2年後、一家はベツレヘムに住んでいます。
家を借りていたのでしょう。

当時のヘロデ王は疑い深く、王位を狙われていると疑っていました。
親族や子どもまで殺してしまうほどに。
マリヤは、イエスは救い主なのだからベツレヘムに住まなければいけないと考えていました。

そこへ東方の博士たちがやってきました。
彼らはヘロデに「救い主はどこでお生まれになったのですか?」と尋ねました。
律法学者から「ベツレヘム」と聞いて、博士たちはイエスを礼拝しに行きました。
王として。
神はマリヤに「正しいことをした」ということを示してくださいました。
不安になったヘロデは2歳以下の男の子を殺すように命じました。
ヨセフ一家はその前に夢で示されてエジプトで6年ぐらい難民生活をしました。

母も子も政治の影響を受けます。
6年間どのように過ごしたのかは書かれていませんが、博士の贈り物を売って生活費にしたのかもしれません。
エジプトには多くのユダヤ人が住んでいました。
見つからないように、命がけの逃亡生活だったことでしょう。
モーセによる「出エジプト」はイエスの脱出の預言でもあります。
AD4年、ヘロデ王は死に、一家はナザレに戻りました。

ナザレは旧約聖書には出てこない町です。
「ナザレ人」という言葉は「軽蔑されている人」という意味合いがありました。
それでも彼らはいやなうわさのある町へ向かいました。
「ヨセフの子」ではなく、「マリヤの子イエス」と言われた場所です。

聖書にはイエスを「神と人から愛された」と記しています。
イエスが神と人を愛していたからでしょう。
マリヤは模範でした。
親は子の模範となることを大切に心がけなければなりません。
ユダヤでは6歳から12歳が義務教育でした。
12歳でイエスは父母に言いました。
「私は父の仕事をします」と。
イエスは自立しました。
子どもの自立は「神に与えられた仕事をするようになる」ことです。
ユダヤでは13歳で成人です。
マリヤは喜んでいたのではないでしょうか。
ユダヤ社会では、30歳にならなければ聖書を教えることはできませんでした。
それまでは、イエスのメインの仕事は「大工」でした。
15年ぐらい、6人の弟妹を養うために大工仕事をしたと思われます。

マリヤが受けた報いは何でしょうか?
カナンの結婚式でマリヤは接待していました。
ところが葡萄酒がなくなってしまいます。
そこで、イエスは「最初の奇跡」を行われました。
水を葡萄酒に変えたのです。
マリヤのために。
母への感謝の奇跡だったのではないでしょうか。
マリヤとイエスの弟はイエスを連れ戻しに来たのだと思われます。
そのときイエスは、

「神のみこころを行なう人はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」マタイ3:35

と言わました。

その3年後、イエスは十字架に付けられました。
十字架の下にはマリヤが立っていました。
ローマの兵士はイエスの衣をはぎ取って分けていました。
その衣はマリヤが縫ったものだったのではないでしょうか。
マリヤの思いは、つらい、悲しいものだったに違いありません。
わが子が殺される姿を目の当たりにしなければならないのです。
十字架から、イエスは言われました。

「兵士たちはこのようなことをしたが、イエスの十字架のそばには、イエスの母と母の姉妹と、クロパの妻のマリヤとマグダラのマリヤが立っていた。
イエスは、母と、そばに立っている愛する弟子とを見て、母に『女の方。そこに、あなたの息子がいます』と言われた。」
ヨハネ19:25,26

「女の方。」という呼びかけは敬意のこもった言葉です。
イエスは、マリヤをヨハネに托しました。
の師をとった父母を敬うこと、養うことをイエスは忘れませんでした。
マリヤの老後への配慮をなさいました。
マリヤは感謝を持って聞いたに違いありません。
マリヤは立派に育て上げました。
わが子はつとめを成し遂げました。
「神のことばの通りに実現した」とマリヤは感じていたでしょう。
マリヤはまさに、最も幸せな母だったのです。
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Author:ステファニー
プロテスタントのクリスチャンです。
佐藤たけるさんおたくです。

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