4月30日 聖日礼拝

伝道者の書 3章11節
「神のなさることは」
           名古屋福音自由教会牧師 平井聖歩師

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」3:11

前回西教会に来たのは5年前。
2012年の6月にインターンとしてお世話になりました。

人生には様々なことが起きます。
喜ばしいことも、悲しいことも。
教会の歩みにも、世界の情勢でも、「なぜ?」ということが起きます。
悔しくて、悲しくて、落ち込むこともあります。
しかし、

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。」

このみことばに信頼するとは、どういうことでしょうか?
ここにふたつのキーワードがあります。

「エルサレムでの王、ダビデの子、伝道者のことば。
空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」
1:1~3

「日の下」と「天の下」という言葉です。
常にあるものは一つもない。
はかなさ、むなしさを感じます。
「諸行無常の響き有り」。
日本人の心にひびいてくることばではないでしょうか。
伝道者の書の著者はダビデ王の子、ソロモンです。
イエスはソロモンを「栄華を極めた人」と表現しています。
王であり、召使いや財産をたくさん所有していました。
聖書には、彼に700人の妻と、300人のそばめがいたとも書かれています。

「しかし、私が手がけたあらゆる事業と、そのために私が骨折った労苦とを振り返ってみると、なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものはない。」2:11

事業に成功し、欲は満たされて、やりたいことは全てしたのに、空しい。
物も人も実績もあるのに、心が満たされない。
自分がしてきたこと、自分が持っているものに意味を見いだせなかった空しさ。
これが「日の下」にあるものです。
この言葉は「天の下」と対になっています。
「日の下」を歩むのは、神を信頼しないで歩むこと。
「天の下」を歩むのは、神を信頼していることです。
私たちをむしばむ空しさの原因は、主を信頼しないことにあります。

私は最近、目が悪くなって、夜の運転にメガネが必要になってきました。
標識に何かが書いてあるのは見えるのですが、何の意味かが見えないのです。
世界を見るとき、視力を悪くしている原因は「罪」です。
罪にはふたつのレベルがあります。

①殺人など、具体的な行動
 これは、自分の価値を失わせます。
②神を信頼しないこと
 これが、私たちを苦しめる原因です。

「永遠」で満たされないため、私たちは目先の物に惑わされるのです。
「結局は1人だ。」という思いに苦しみます。
この世界は神に造られ、治められている世界です。
目を一時的な物にではなく、永遠に向けましょう。
目に見える、起こる出来事だけでなく、背後にある神を見るのです。
それが「信仰」というメガネをかけるということです。

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」3:11

ここには3つのことが書かれています。

①ベストタイミング

神のなさることは、神の子としてベストタイミングで起こります。
親の立場になって考えてみましょう。
子どもが1歳だとします。
ハサミを見つけて興味を持ち、そちらに向かってハイハイしていたらどうでしょうか。
放置しますか?
いくらほしがっていても与えないでしょう。
危険だからです。
では、子どもが5歳だとしたら?
ハサミを見つけて使いたがったら?
5歳の子だったら与えることでしょう。
注意して使うように言い、もしケガをしてもそこから学ぶことができると考えるでしょう。
与えるのも、与えないのも、痛みを覚えるのも、タイミングがあります。
では、親と子どもで、タイミングを知っているのはどちらでしょうか?
親でしょう。
自分と神さまと、どちらがタイミングを知っているかは明らかです。

②人間には限界がある

「神のみわざに目を留めよ。神が曲げたものをだれがまっすぐにできようか。
順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。
私はこのむなしい人生において、すべての事を見てきた。正しい人が正しいのに滅び、悪者が悪いのに長生きすることがある。
あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか。
悪すぎてもいけない。愚かすぎてもいけない。自分の時が来ないのに、なぜ死のうとするのか。
一つをつかみ、もう一つを手放さないがよい。神を恐れる者は、この両方を会得している。」
7:13~18

正しすぎてはいけない。
知恵がありすぎてはいけない。
と、書かれています。

神学校で私が得たことの一つは、「自分はなにも知らない」ということを知った、ということです。
私は神の偉大さをまだまだ知らないと。
私たちが思う以上に神は偉大な方です。
正しさを求めると、自分が正しくないと言うことを知ります。
自分が正しいと思う人は、人を傷つけ、聞く耳を持ちません。
そして、神のことばにも耳を傾けません。
私たちには限界があるのです。
1分先のことも分かりません。
だからこそ、神に頼る者になりましょう。

③神のなさることは美しい

なぜでしょうか?
神は私たちを愛しておられるからです。

「『わたしはあなたがたを愛している』と主は仰せられる。あなたがたは言う。『どのように、あなたが私たちを愛されたのですか』と。『エサウはヤコブの兄ではなかったか。――主の御告げ――わたしはヤコブを愛した。』」マラキ1:2

BC400年頃、イスラエルの民は叫びました。
「どのように私たちを愛されたのですか?」と。
その答えは新約聖書にあります。

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」ヨハネ3:16

ひとり子をお与えになったほどに。
「ほど」とはどれほどなのでしょうか。

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」ローマ8:28

「私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」
ローマ7:32

私たちはなにを信頼して生きているでしょう。
他人の声。
雑誌の声。
テレビの声。
ネットの声。
自分の思い。
それとも、神の約束でしょうか?

昨年10月から11月にかけて、フィリピンに研修に行かせて頂きました。
目的は、①英語を学ぶこと②神学を学ぶこと③フィリピン教会との交わりの強化、この3つでした。
事前にメールでやりとりし、10月15日に行くこと、神学校で1ヶ月無料聴講できることを確認しました。
さて、フィリピンに到着したその日、迎えの先生から「今日から神学校は休みに入ったよ。」と告げられました。
休みは11月7日までと言います。
目の前が真っ暗になりました。
これからどうしたらいいのか??
学ぶためにやってきたのに。。。
これも神が成しておられること。。。
でも、私の計画はボロボロ。
私はアワアワ、ソワソワ。
しかし、神に信頼すると変わっていきました。
「自分の計画ではなく、神の計画したことが起きているのだ」と。
目に見えることではなく、神のなさることに心が向かいました。
それから1週間、図書館で勉強し、牧師との交わりや牧師のためのセミナーに参加しました。
2週目は大学生のキャンプと、10代の若者のキャンプに参加。
3週目はある教会のプログラムに参加。
そして、4週目にとうとう神学校の授業が始まりました。
そのころには、授業で話されることの80%は理解できるようになっていました。
フィリピン滞在中に14の教会を訪れ、30人以上の牧師にあいさつすることができました。
もしも最初から重病があったとしたら、こんな豊かな経験はできなかったことでしょう。
これは単なるポジティブシンキングではありません。

「美しい」と思えない時。
葛藤するとき。
「信頼せよ」と神が語られる言葉を聞き、上を見上げることが大切です。
信仰を働かせること。
今はわからなくても、必ず分かる時が来ます。

私はこの西教会に牧師が与えられることを信頼しています。
神が送って下さる牧師として、受け入れてください。
自分を、教会を、世界を見るときに、この信仰をもっていきましょう。
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のび太さま

初めまして。
コメントありがとうございます。

今私の通っている教会は無牧のため、毎週違う先生のメッセージを聞いています。
これもまた、ある意味で恵みだと思います。

お近くでしたらぜひ、教会へもお立ち寄り下さいe-340

神様ありがとう

今回、初めて読ませていただきました。

神様はイエス様を与えてくださったほどに私を愛しているのだと心から知るとき、安心して人生を委ねることができる気がします。

無知な自分の価値観に頼らないで、全知全能の神様に頼って生きることができたら、世界は全く違って見えて来るだろうなあ。信仰に生きれることは本当に幸せですね。

分かりやすい要約を、ありがとうございました^^
プロフィール

ステファニー

Author:ステファニー
プロテスタントのクリスチャンです。
佐藤たけるさんおたくです。

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