12月11日 聖日礼拝

エペソ人への手紙 1章 7~12節
「神の栄光をほめたたえるために(3)」

主は、ひとり子イエスをこの世にお遣わしになりました。
神のひとり子が人間として生まれて下さいました。
それを「受肉」と言います。
人間の弱さ、喜び、楽しみ、痛み、苦しみを知って下さるために。
私たちのただ中に住み、知って下さり、大祭司としてとりなしをして下さいました。
御子のあがないによって、私たちは救われました。
主は、私たちの課題を知っておられます。
だから、私たちは大胆に、神の御前に出ることができるのです。
弱さを知った上で、それを担って下さる方を、私たちは知っています。
その方と共に生きることができるから、私たちは強いのです。

主は私たちを愛し、祝福して下さる方であるということを、学んできました。
クリスマスにイエスが誕生したというとき、幼子の時からイエスには使命を与えられていたということを忘れてはいけません。
それは、ご自分の命を十字架上でささげるという使命です。
その事実を知ってなお、「クリスマスおめでとう」と言えるでしょうか。
死ぬために、地上に生まれた幼子。
本当に「めでたい」のでしょうか。
もし言うのなら、深い意味で「おめでとう」と言わなければなりません。
母マリヤにとっても、決して「めでたい」といえることではありませんでした。
でも、それら全てを心に留めながら、マリヤは引き受けて、幼子を生み、育てました。
クリスマスの本当の意味、神の苦悩をほとんどの人は知りません。
「クリスマス、ありがとう」
この地上にひとり子を送ってくださったことに。
神のあり方を捨てて、この世界に来て下さってありがとう
ご自分の命をささげることを承知の上で、来て下さってありがとう。
と、言うべきでしょう。

「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。
この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。
この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。」
ヨハネ1:9~11

イエスが誕生したとき、ヘロデ王はこの幼子の命を付け狙いました。
そして、2歳以下の男子を皆殺しにしました。
イエスと同世代の幼子は殺されたのです。
その中で、救いのみわざが成り立っています。
そのようなことを押して、主は御業を進めて下さいました。
単に「おめでとう」と流すことはできません。

最期には、共に十字架に架けられていた罪人から、「十字架から自分を救ってみろ」と言われ、人々に「救い主として期待していたのに裏切られた」と言われました。
十字架のために来られた意味を分かっていない人がほとんどでした。
その人々に対して「父よ彼らとお赦し下さい」と、主は言われました。
心を刺されます。
人々は、自分がやっていることがどれほど神を傷つけているか気付いていません。

「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現わすためにしなさい。」Ⅰコロサイ10:31

神の栄光を現しているかどうかは結果を見ればわかります。
神への感謝が生まれるか、混乱と苦しみが生まれるか。
自分では正しいと思っていても、多くの点で間違いを犯すのが人間です。
神の御業を妨げていることにも気付きません。
「私がしていることはみこころに叶っていますか?」という問いかけが必要です。

罪とは、自己中心です。
「自分は正しい」とすることです。
間違っていると分かっていてする人はいないでしょう。
自分は正しいと思っているから、主張するのです。
その的をはずしていることが、罪です。

「時がついに満ちて、実現します。いっさいのものがキリストにあって、天にあるもの地にあるものがこの方にあって、一つに集められるのです。」1:10

ついに救いが実現します。
個人の罪がゆえに切断された交わりが回復し、もう一度一つに集められます。
それが御子の使命です。
私たちはちりぢりバラバラでした。
その背景にあるのは、創世記に記されているできごとです。

「さて、全地は一つのことば、一つの話しことばであった。
そのころ、人々は東のほうから移動して来て、シヌアルの地に平地を見つけ、そこに定住した。
彼らは互いに言った。「さあ、れんがを作ってよく焼こう。」彼らは石の代わりにれんがを用い、粘土の代わりに瀝青を用いた。
そのうちに彼らは言うようになった。「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」
そのとき主は人間の建てた町と塔をご覧になるために降りて来られた。
主は仰せになった。「彼らがみな、一つの民、一つのことばで、このようなことをし始めたのなら、今や彼らがしようと思うことで、とどめられることはない。
さあ、降りて行って、そこでの彼らのことばを混乱させ、彼らが互いにことばが通じないようにしよう。」
こうして主は人々を、そこから地の全面に散らされたので、彼らはその町を建てるのをやめた。
それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。主が全地のことばをそこで混乱させたから、すなわち、主が人々をそこから地の全面に散らしたからである。」
創世記11:1~9

人は、罪のゆえにバラバラになり、地の全面に散らされました。
これが聖書の示す世界観、人間観です。
人がそのような状態に置かれていることを理解しなければなりません。
最初、全ての人の言葉が通じていました。
今は何万という言語があります。
フィリピンだけでも、タガログ語の他にワライ語、セグアノ語など10以上の言葉が話されています。
なぜでしょうか。
神が言葉を混乱させたからです。
それは、罪の結果です。
神に逆らう社会を構築しようとした野望を壊したのです。

神は人々を散らし、言葉を通じないようにしました。
それは、言語上通じないということだけでなく、同じ言語でも意志が伝わらないということも含みます。
もしも自分の言ったことが100%通じたら、それはすごいことです。
人は、自分の興味関心で人の話を聞きます。
無意識にスイッチが入ったり切れたりします。
普段の会話でもそうです。
「相手は何を言おうとしているのか?」と思いながら聞くことは難しいのです。
神学生の頃、アヤベ・ヘンリーという宣教師の説教学の講義を受けました。
先生は、
「聞き手がどういう聴衆かを知っておかなければならない。」
「聴衆は自分の関心のあることだけを聴く。」
と言われました。

自分の目の前にいる人は、私に何を伝えようとしているか。
それが分からなければ、「何が言いたいのですか?」と聞くこと。
聞こうとする姿勢がなければ、思い込みに囚われます。
それも罪の結果です。

言葉は通じないようになっています。
バラバラの私たちを、キリストイエスにあって、もう一度ひとつに集めることが救いの目的です。

ジグソーパズルをしていたときのことです。
1枚の絵は、多くのピースで構成されています。
ピースがバラバラになると、絵は失われます。
「あ、罪はこういうことだ!」と思いました。
バラバラになったパズルの元の絵はなくても、一度見た人は想像できます。
イエスがもう一度つなぎあわせて、もとの世界を作り出すことが、救いです。
教会は、イエスと通してもう一度世界をひとつにする神の働きの最前線にいます。

どうやって神は私たちをひとつにするのでしょうか。
神は、私たちを神の子として、神の民としてくださいます。
同じ主に従っていく神の民に群れを形成して管います。
今も世界中にその群れが広がっています。
バラバラになった神の言葉を、聖書によってひとつにしてくださいます。
言語は違っても、同じ聖書を学ぶことで同じ価値観を養われます。
イエスを中心として神のことばを持ち、一つに集められています。
これが福音の全体像です。

「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。」ルカ19:10

私たちは絵を完成させるべく、世界に福音を伝えます。
救いは、私たちの結びつきです。
だから、イエスは

「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」ヨハネ13:34

と言われたのです。
本来の絆で結ばれなさい、と。

では罪とは何でしょうか。
罪は絆を怖そうとします。
不信、不平、不満の種をまいていきます。
絆を壊すのは神のみこころに反することです。
どんな課題があっても、絆が強まるようにすることを、主は望んでおられます。
この世界には、絆を深める働きと、怖そうとする働きとのせめぎ合いがあります。
困難を通して、されに深い絆が結ばれるようにと、主は願っておられます。
そこに心を留めていく必要があります。

教会は、失われた絆を修復し、結びつけることで、神の愛が実現することを目指します。
その結果、神の栄光を褒め称えることになるのです。

バラバラだったものがひとつになる。
一方、世の弱りが迫ってくると、敵対が起こると聖書に書かれています。
その中で、私たちは、回復するプロセスを担っています。
そのために、御子は神のあり方を捨て、仕えるものの姿を取って下さったのですから。
私たちも仕えるものになる必要があります。
人生を通して、神の栄光が現されるように。
私を通して、絆が結ばれるように。
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プロテスタントのクリスチャンです。
佐藤たけるさんおたくです。

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