fc2ブログ

8月15日 早天礼拝

マタイの福音書 6章 9〜13節
「主の祈り」
 
創造主を信じているかどうかにかかわらず、私たち人間は祈ります。
「助けて!」
と、自分以外の力ある方に思わず叫びます。
世界中にある様々な宗教に共通するもの、それは祈りです。
今日学ぶのは、イエスが示された祈りのひな型、「主の祈り」です。
 



「だから、こう祈りなさい。・・・」9:9
 
「だから」とはどういうことか、5節を見るとわかります。
 
「また、祈るときには偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。」9:5
 
偽善者たちは、神に祈っているように見えて、実は心は人々に向いています。
いわばパフォーマンスとしての祈りをイエスは戒められました。
しかし、「人によく見られたい」という彼らの内心の祈りはすでにかなえられていると、イエスは言われています。
 
「また、祈るとき、異邦人のように同じ言葉を、ただ繰り返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。」9:7
 
お題目のように、同じ言葉を繰り返し祈ることもよくないといわれています。
私たちも、毎日の食前の祈りなど、ただ同じ言葉の繰り返しになっていないでしょうか?
 
「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」9:8
 
知っているんだったら祈らなくてもいいじゃないか?と思いますか?
私たちはなぜ祈るのでしょう?
 
祈りを聞いてくださる方は私たちの父でです。
それも、最善のことをしようとしてくださる父です。
いじわるして、しつこくせがまなくては聞いてくれないような方ではありません。
主は、遠い存在ではなく、いつも共にいてくださる方です。
 
「主の祈り」がお題目になってはいけません。
「必要なものは知っておられる」からこそ、祈りなさいとおっしゃっています。
求めた者のために、自ら労苦を払うことが大切です。
もし目の前に、願っていることとは正反対の現実があるとき、自らが御名をあがめるような生き方をすることです。
祈っている私から、まず行っていくのです。
御心が行われるように、心を、手を、動かしていきましょう。
 
「主の祈り」の前半は、その使命を自覚するための祈りです。
「御名が」「御国が」「みこころが」と、自分のためというよりは、社会全体の必要のための祈りです。
 
幼いころ私は思いました。
「明日、運動会だから晴れにしてください。」
と祈る人もいるけれど、同時に
「農作物が育つように雨を降らせてください。」
と祈る人もいるはずだ、と。
 
自分の願いが全て叶ったとしたら、果たして世の中は良くなるでしょうか?



個人的な祈りをすることも悪くはありません。
しかし、個人の必要を祈ることよりも、社会・地域が変えられることを祈る方がまず先でしょう。
神の御業がこの世に行われるように、自分がなすべきことを自覚するために祈るのです。
「今私にできることは何だろう?」ということが祈りによって明確になるからです。
 
「主の祈り」の後半は「私たちの」という言葉で始まっています。
個人的な祈りです。
「日ごとの糧」を求めるようにとイエスは言われました。
「衣食足りて礼節を知る」ということわざがあります。
生活の安定は大事なことです。
 
私たちは恵泉ファームで農作業をしています。
ある時、トマトが実ってきて、いよいよ収穫・・・という直前に雨に打たれました。
トマトの皮は破れ、とても出荷できるものではありませんでした。
その時、私たちは、自分の力ではどうにもできないことがあるということを教えられました。
自分の力ではどうにもできないから、私たちの力を超えた方に祈ります。
 
「私たちも、私たちに負い目のある人たちを赦しました。」9:12
赦す心は大切です。
 
「私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。」9:13
試みには二つの意味があります。
 
?強くし、立上げるためのチャレンジとして、選ばれた故の試練。
学生時代、野球部に入っていましたが、最初は球拾いばかり。
はやくそこから抜け出したいと思いましたが、そこには激しいノックが待ち受けていました。
それでも、選ばれた者として、喜んで試練に耐えたものです。
 
?悪に誘惑するもの。
テレビのCMを見ていると、ついつい欲しくなることがありませんか?
特別価格。今日限り!
そんな文句に踊らされて、買ってしまうことはないでしょうか?
サタンからの誘惑は巧みです。
「まさか・・・」と思うようなことを、してしまう可能性が自分にもあるということを自覚する必要があります。
 
主の祈りを通して、なすべき使命を自覚し、祈りの実現のために労苦を払っていきましょう。



スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ステファニー

Author:ステファニー
プロテスタントのクリスチャンです。
佐藤たけるさんおたくです。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
ユーザータグ

るろうに剣心 イベントレポ 天皇の料理番 バクマン。 セカネコ PFフライヤーズ 鶴瓶の家族に乾杯! 2010カレンダー ピンポン 超ネプの法則 懸賞 知多 あさが来た Q10 何者 真田丸 

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
//折りたたみ